私は子供が好きで歯科医師になりました。大好きだからこそ、一番嫌われる（可能性が高い）職業に就いて、とびきりの笑顔で優しく楽しい治療をして、子供達を驚かせたい・・いつかきっとそうなる、そうする。・・と、本気で思ってきました。

小児歯科は子供の気持ちに寄り添うことがとても大事な分野だと思います。

大人になったときに、口腔の健康をどうやって守るかということは、幼少期に歯科でどのような経験をし、結果どのような印象を持ったかということが大きく関わってきます。そういう意味で、小児歯科はその先の医療との距離感を作るとても重要な分野であり、私が考える歯科医療の在り方もこの考えが基本になっています。

「幼少期から始まっているであろう歯科医療へのイメージ」を自分が作っていける、作れたらいいなと強く願うのが「小児歯科」であり、昨日よりも今日、今日よりも明日に向かって少しずつ良いイメージに変えたいと思うのが「一般歯科」であるという違いでしかありません。

子供達とは、一緒に遊んだり、たくさんお話したり、歯科治療以外の、心を通わせる時間を一番大切にしています。

治療しながら、目の前にいる可愛い子供の存在に幸せを感じ、それと同時にこれほどまでに可愛い存在を大切に育んでくださっている保護者の方全てに感謝の気持ちでいっぱいになります。この気持ちは、実際にお会いしてみないと伝えられないと思うので、ぜひ、お子様連れで「いとの森の歯科室」に、遊びにきてください。

一般歯科は、歯科のさまざまな症状を解決するために多くの知識と経験を必要とし、さらにそれを自分の手で正確に表現し実行できるかどうかという点で、非常に奥が深い分野です。

電話をかけるまでに、どれだけの時間考えては止め、再び受話器をとってくださったか・・・。勇気、決断の過程を考えれば考えるほど、自分が今できることを精一杯提供しようという気持ちになります。

今までお世話になったたくさんの上司の技と経験を私もいつも真剣に学んできました。まるで旅をするようにいろんな県で働き、各地で素晴らしい院長先生達に出会うことができたことが、実は自分の最大の財産だと思っています。一度は歯科を離れたものの、再び歯科医師として生きると決めてからは、いろんな技術をこの目で見て、それらを全て患者様に還元するんだという強い意志をもって働いてきました。先輩方が教えてくださったこと、自分が学んできたことの全てをフル稼働して治療に取り組みたいと思っています。

一般歯科における私自身のモットーは、痛くないこと、手から伝わる優しさを大事にすること、すみずみにまで気を配ること、その結果、歯科治療が『快適であること』です。

今までの歯科医師人生で一番大事にしてきたことを、これからも変えずに取り組みたいと思います。